常勤かアルバイトか
株式会社インサイト代表 渡辺慶明


採用にあたって良く先生から質問を受けるのは、常勤で採用した方が良いか?

それともアルバイトの採用をした方が良いのか?という質問です。
具体的には、コストから考えた場合はアルバイトを、質の維持をするためには常勤の方が良いということだと思います。
アルバイトを多様した場合の医院のメリットは時給換算であるため必要な時間に必要な人数を確保できるという点にあります。
一方デメリットは、医院の勤務時間が限られるため行うべき教育ができず、質を維持することが難しくなる、スタッフのコミニュケーションがとれず医院全体の流れが悪くなるということがあげられます。

また、アルバイターは勤務に対する責任もあまりありませんから、突然休んでしまうことも頻繁に考えられます。
どうしても常勤のスタッフを雇えずアルルバイトを採用しなければならない場合には次の点に留意すると良いでしょう。

1 アルバイトの勤務については事前の自己申告制にする
アルバイターは自分の都合で勤務を考えています。したがって、勤務の原則を定め自己申告で勤務させれば休むことはなくなります。
例えば勤務原則を週3日以上、何時から何時までとし2週間前に勤務時間表に記入させるようにします。
この時注意する事は、万一アルバイトが埋まらない時間帯がでてしまうことがないようアルバイトを採用しておくことです。

2 事前教育をおこなう
実際の仕事に就く前に院内でのルールや仕事に進め方についてはマニュアルを作成し、教育するようにします。もちろん高度な接客やアシストは無理でしょうからあくまでも基本に重点をおいたマニュアルに基づき教育します。

3 昇給制度を設ける
一般的にアルバイト時給は勤務する時間帯だけで差がついている場合が多いようですが、技術をメインにする医院では評価基準を設け、できるスタッフには昇給の道があるようにするべきです。
やる気のある人は高い時給になるぶん働きがいもでてきますから、その中から常勤スタッフへの移行をはかるのも1つの手です。

4 幅広い人材を雇う
アルバイトを主婦だけとか学生だけとかに限定してしまうと、場合によっては同じ日の同じ時間に休んでしまうということが起きます。
主婦の場合では、お子さん通っている学校が同じだと学校行事も同じ日におこなわれてる可能性が高いからです。

5 上限時給の設定
どんなに仕事ができる場合でも、時給が1250円を超える場合は、常勤にした方がコストは安くなります。
つまり、1250円x8時間x20日=20万円となり常勤スタッフとほとんど変わらない時給になってしまうからです。

6 交通費の上限設定
アルバイトの交通費は注意が必要です。アルバイトは勤務時間が短くても交通費は発生してしまいます。1日あたりの勤務アルバイト数を考慮しておかないと、時給に占める交通費の割合が非常に高くなり、最終的にコストがかさむ結果になってしまうからです。
<プロフィール>

株式会社インサイト代表
渡辺慶明

1958年
1月福岡県北九州市生まれ

1980年
3月慶應義塾大学法学部卒業
4月株式会社全日空商事入社

1985年
11月株式会社全日空商事退社

1986年
1月株式会社アキラックス入社
7月株式会社アキラックス取締役就任
同社企画部長として数多くの歯科医院コンサルティングを行う

1997年
11月株式会社インサイト 創業 代表取締役就任 コンサルティング業務を手がける
1998年
6月株式会社アキラックス退社

2002年
7月中古歯科医療機器販売を開始

2004年
1月中小企業経営革新法承認企業となる

2004年
12月資本金を1億251万に増資

2005年
1月千葉県ひまわりベンチャー育成基金賞受賞株式会社

インサイトホームページ
http://www.area-one.biz/