厚生労働省の資料によれば、新規開業ピーク年齢はこの10年間で約30歳から40歳へと約10歳高齢化しており、この傾向はさらに助長されると思われます。理由は、1.勤務医の給与が減り自己資金がたまらない2.適切な開業立地がみつからない3.金融機関からの融資が出にくいといったことに集約されます。
このことは、これから開業する歯科医の先生方のライフスタイルが従来とは大きく変わることを意味しています。なぜなら、以前は30歳で20年ローンを組んで開業していたものが、40歳で20年ローンということになれば、融資完済時には60歳になってしまうからです。これでは、自宅を購入したり、子供のための学費を考えると、世間なみの余裕のあるライフスタイルを送るというのは、非常に厳しくなってしまうでしょう。また、歯科医療はある意味体力勝負ですから開業後返済のために和をこなす診療を強いられるのは大変苦痛なことだと思います。
そこで、考えなければならないのは可能な限り意欲のあるうち(若いうち)に、1.集患出来る場所で、2.投資金額を下げて3.スタートダッシュ(早めの融資完済を目指す)で開業する必要性が出てくるのです。
私のコンサルティング経験から考えると、新規開業が成功するポイントは以下の3つです。1.先生自身のキャラクター(マネイジメント能力)2.立地(集患できる場所)3.開業当初6ヶ月の立ちあがりになります。
もうお分かりですよね、ここに挙げたポイントこそ、高齢化する歯科開業に対し安定した歯科医院経営を行うための解決法(ソリューション)なのです。
これから、毎月上記のテーマに沿って成功するための新規開業法をお話ししていきますので、ご期待ください。
『開業場所の決め方』
第1回目の今回は、開業場所の決め方をテーマにお話しましょう。その前に、従来の開業スタイルを分別してみると
1.実家の近く(実家のある市や県)
2.配偶者の実家の近く(実家のある市や県)
3.勤務先の近辺(隣接する市や通勤経路上の地域)
4.出身大学の近辺
に集約されます。

ここで2つの数字を挙げましょう。
2,400件/年
3,473人(1975年)→1,919人(2004年)
この数字を見て、ピンっとくる先生は相当勉強しています。上は1年間に日本全国で開業する歯科の件数。その下は、1医院あたりの人口です。
つまり、これから開業する先生は2,400人のライバルとともに、1975年からみると約半減したマーケットに参入していくわけです。これだけをとらえても、新規開業がどれだけリスキーなことか分かりますよね!そこで、当社では日本全国の歯科医院の位置情報と国勢調査(人口、世帯等の統計情報)を重ね合わせて分析できるIDMA(インサイト・デンタル・マーケット・アナライザー)を開発し、日本全国をくまなく分析してみました。
そうすると、都市部では非常に開業が厳しいということが分かる反面、都市部近郊にはまだまだ開業適地があることが分かってきたのです。
つまり、これからは上記に挙げた地縁などから判断する開業地ではなく、マーケット(集患できる場所、競合度に低い場所)を探し出し、その地域にあった診療を行えばかなりの確立で、開業を成功できるのです。
詳しくは、当社ホームページでご覧いただけますので、参考にしてください。
http://www.area-one.biz/ |
<プロフィール>

株式会社インサイト代表
渡辺慶明
1958年
1月福岡県北九州市生まれ
1980年
3月慶應義塾大学法学部卒業
4月株式会社全日空商事入社
1985年
11月株式会社全日空商事退社
1986年
1月株式会社アキラックス入社
7月株式会社アキラックス取締役就任
同社企画部長として数多くの歯科医院コンサルティングを行う
1997年
11月株式会社インサイト 創業 代表取締役就任 コンサルティング業務を手がける
1998年
6月株式会社アキラックス退社
2002年
7月中古歯科医療機器販売を開始
2004年
1月中小企業経営革新法承認企業となる
2004年
12月資本金を1億251万に増資
2005年
1月千葉県ひまわりベンチャー育成基金賞受賞株式会社
インサイトホームページ
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