こんにちは。ビジョナリーパートナーの和仁達也です。
前回の続きです。(開業したドクター10名との対談内容をシェアしています)院長とドクターの間に横たわる目に見えないカベについて、話をしています。
ちなみに小池さん(株式会社プラネットの代表)は、スタッフとのミーティングを重要視していますよね。
小池「ミーティングは、すごく大事ですね。会議とかミーティングは数が多ければ多いほど良いと言い切っています。仕事をやるぐらいだったらミーティングをやれと(笑)。それぞれ異なる専門分野を持つスタッフが一緒に仕事をしていると、いろいろ文句や不満がでるのです。あの子が悪いとか、あれはおかしいと。それがマイナス思考なグチになったり、行動停止になったりするので、そうなる前に『はい、ミーティング!』ということで集めてしまいます。」
その場で問題をつぶしてしまうのですね。
小池「そうです。もう、それが早いですね。院長とスタッフの間にも壁がありますが、残念ながらスタッフとスタッフの間にもギャップがあるんですよ。だから、個々にスタッフの話を聞いているとすごくギャップだらけになってしまう。だから、当事者を集めて話し合わせます。」
ドクター「私も2年ぐらい前に一度経験したのは、AというスタッフとBというスタッフの折り合いが悪いというのを受付のベテランスタッフが言ってきたことがあるんです。それで、私はどうしようかと考え、2人を呼んで一緒に話をする、という方法でなくて、『君達2人で話をして解決をしなさい』と言って、任せてしまいました。
当事者同士だけで話し合わせたのですね。それで、どうなりましたか?
ドクター「いろいろ話したと思うんですけれど、僕はあえて一切ノータッチにしています。それで、2年経った今も二人とも勤めていますから、まあ良かったんじゃないかと思います。すごく仲良くなったということではないですが、感情を前面に出して仕事に支障が出るということは無くなりました。」
今の話から学べることは、スタッフ間で問題が生じたときは、当事者同士で話し合うきっかけを与えてあげることが大事であって、必ずしも全ての問題に院長がいちいち入り込む必要はないということかもしれませんね。
今の話だって、院長が「そのことについて二人で話し合って解決しなさい」と言わなければ、お互いに話し合うきっかけが持てず、ずっとわだかまりを持ち続けていたかも知れませんよね。
結局、重要なポイントは、話し合うきっかけをどれだけ与えてあげられるかだと思います。それはミーティングであれ、個別面談であれ、あるいはランチを取りながらとか、どんな形でも良いですよね。スタッフが「言いたいけど、こんなことまで言うべきではない」と思い込んでいることって、結構あるのです。
先ほどの劇団に行く趣味があるスタッフがいて、行ってくれれば融通ができることでも、それを院長が聞き出す機会がなければ、そんなプライベートなことは聞けなかったわけでしょう。まさか診療中の忙しい中で、「何が好きなの、趣味は?」なんてそんな話は聞けないですよね(笑)。だから、そういうことを気軽に話せる場をどれだけ作ってあげられるか、が円滑なコミュニケーションづくりの第一歩だと思います。
<次回に続く>
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<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。
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