院長とスタッフの間にある目に見えない壁 その13
株式会社ビジョナリープラネット代表 ビジョナリーパートナー 和仁達也


こんにちは。ビジョナリーパートナーの和仁達也です。

前回の続きです。(開業したドクター10名との対談内容をシェアしています)
院長とドクターの間に横たわる目に見えないカベについて、話をしています。

誉められないなら、まずねぎらってみる

ドクター「私は和仁さんから『ねぎらう』ということ聞かせてくれたのが大きな気づきでした。今までは私もなかなか誉められなくて、なんとか誉めよう、誉めようと意識していたのです。でもその前に、まずねぎらえばいいのかと気がつきました。誉める前に、まず『ありがとう』、それを言おうと思ったら、ずいぶん楽になりました。『誉める』と思うと、基準に到達しないと言えないので、う〜ん?となるんですど(笑)。『ねぎらう』ことなら、ちょっと楽にできるかなと思いました。」

おっしゃる通りで、世の中の風潮として「もっとスタッフを誉めないといけない」という感じはありますよね。それは確かに大切なことですが、経営者からすると「誉めることが見つからないと誉められない」という言い分もあって、なかなか難しいようです。

しかし、スタッフがやってくれたこと、努力していることに対して、『最近すごくがんばっているよね。』という言葉をかけてあげることはできるのです。それは、別に誉めてはいないですよね。共感して感謝しているだけです。だけど、スタッフとしては感謝されるとうれしいですよね。

誉めるというのは、『すごく成長したね』とか『これ、すごく上手に出来たね』と評価に値したときにしかできないけど、『ねぎらう』というのは成果が良かろうが下手だろうができるのです。

ドクター「私も、『ここまで変われば誉めれるんだけれど、まだ来てないじゃないか』というのがどこかにあって、なかなか誉められないですね(笑)。」

誉めるという基準で考えるとそうなんです。現状と理想があって、そこにギャップがない時には誉めるんです。問題は、こちらが掲げる理想が高いからそこまで到達しない。だからギャップが埋まらないので、誉められない。

ねぎらうというのは、理想に向かっているプロセスそのものに対してできますよね。
<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。

和仁達也 公式ホームページ
http://www.wani-mc.com/