こんにちは。ビジョナリーパートナーの和仁達也です。
前回の続きです。(開業したドクター10名との対談内容をシェアしています)
院長とドクターの間に横たわる目に見えないカベについて、話をしています。
何がドクターとスタッフの間にギャップをもたらすのか?
さて、ここまでのお話の中で非常に興味深いのは、ドクターとしてはちゃんと聞いているつもりだし、言っているつもりだということです。だけどスタッフからすると、「聞いてくれてない」とか、「言っても分かってくれないから」という話になっています。
お互い矛盾してますよね。なぜこの矛盾が起こるかというところを突っ込んでみたいんです。立場の違いからくる視点のズレだというお話がありましたが、この部分についてさらに考えられることはありますか。
ドクター「ミーティングで、勤めてまだ1年経たない若い子が、『報告はどこまですればいいんですか、紙に書くんですか、口頭で言うんですか?』という質問をしてきたんです。私が日頃、コミュニケーション社会だといって、大上段に構えて、とにかく患者さんと話をしなさいとか言っているものだから、その中で分からなかったことを私にいろいろ聞いてくれるわけですよね。そうすると、私からすると、『こんなことを聞いたってしょうがないことなのに』とか、『こんなの私に聞かなくてもあなたが答えられるでしょう』と思うようなことまであるわけです。
そうすると、私の視点で見てどうでもいいと思うような質問の答えをスタッフにしてあげていないんです。でも、例えば院長からすれば簡単で当たり前なことなのですが、スタッフは答えが欲しいんです。患者さんから聞かれたのに、自分でわからなかったので、きっと私に聞いているのです。それなのに、『そんなのは当たり前のことで、それは自分でわかるでしょう』と思って聞き流してしまうと、だんだんスタッフとの心の距離が開いてしまうようです。」
院長としては経験もあるし、すでに常識的なことなので、「言わなくてもわかるでしょう」という基準で判断してしまいますよね。
ドクター「そうです。だって、20年も何十年も歯医者をしているから、わかりますよね。
それから、ここに何年も勤めているんだから、そのぐらい知っているだろう、という前提でスタッフと話しているのでしょうね。」
院長とスタッフの立場の違いからくる認識のズレ。これを埋める手段としてミーティングをいかに行うか、次回お話を続けましょう。
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<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。
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