今回は、医院の利益からさらに支払わなければならないお金について、考えていきます。
利益と聞くと、「自由に使っていい、最終的にあまったお金」みたいな印象を受けませんか?
ところが、実際には利益からさらなる支出があるのです。
「そうか、利益があれば、税金を払いますよね!」
正解です。したがって、お金の流れは次の図のようになります。

ただ、医療従事者の場合、税の優遇があるので、一定の収入範囲内であれば、一般の企業より少ない税金で済みます。ここでは、仮に10のうち3を税金(所得税あるいは法人税)としておきましょう。医院の税金を知りたい場合は、顧問税理士に確認すれば教えてくれます。
(なお、個人事業の場合、ここで説明するところの院長報酬と利益の合計に対して、所得税がかかります)
そして、ここで少しだけ難しい話をします。税引後利益が7となっていますが、実はキャッシュフロー(現金)ベースでいうと、もっとお金が手元に残っているのです。
それは、「減価償却費の繰り戻し」と言います。
この話は次回、「その他の固定費」の中身とあわせて詳しくお話ししましょう。
では、また!
【和仁からのお知らせ】
今回からのお話は、拙著「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)の中でお話している、「お金の流れの全体図」を中心に進めていきます。このコラムだけでも理解できるよう、噛み砕いてお話ししていきますが、まえもって予習をされたい方、もっと早く先を知りたい方には、こちらをお読みになることをお勧めします。仙台の実在の歯科院長とわたしが二人三脚で取り組んだ実践ノウハウを、ドキュメントタッチで紹介しています。
「キャッシュフロー経営って?ドクターをお金の悩みから解放する 」
和仁 達也 (著), 原 正幸 (著) |
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ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。
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