どこからメスをいれたら、いいんだろう?
株式会社ビジョナリープラネット代表 ビジョナリーパートナー 和仁達也


ドンブリ経営に陥っていると、お金がまわっているうちは、それがラクでよいのですが、いざ資金繰りが苦しくなったときに、ハタと立ち止まります。

「どこからメスをいれたら、いいんだろう?」

現状を正しく把握していない、ということは、どこに問題があるかもわからない、ということ。したがって、目隠しをしたままオペをするようなこと、たとえば「社員の給料一律カット」「経費をすべて10%カット」というような無謀なスローガンを掲げたりするのです。しかし、実際には、カットできない費用もあります。

家賃は、こちらの業績に関係なく、毎月一定額を請求されます。
水道光熱費も、通信料も同様です。すでに購入を決定した機材のリースも支払う義務がすでに発生しています。そうやって1つ1つ考えてみると、意外とカットできそうな経費が見当たらないことに気づくのです。そうこうしているうちに、
「あ〜、面倒くさい。じゃあ、スタッフの給料を・・・」となるのです。

しかし、ここで大切なのこと。それは、

「今の仕事ぶりなら、最低いくらの給料は必要か」を、院長がきちんと客観視できていることです。

それを考えず、「医院が厳しいんだから、給料が少なくても我慢しろ」では、スタッフは納得しませんよね。退職届を出して、他の医院、あるいは別の業界に行ってしまうかもしれません。

もしスタッフが一人減ったら、どうなるでしょう?

「その分、人件費が浮くから、それはそれで資金繰り的には助かるのでは?」

なんて思っている人はいませんか?
実は、そこに大きな落とし穴があるんです。
この続きは、また次回!

【和仁からのお知らせ】

このたび、わたしが翻訳を手がけた「ビジョナリービジネス」(マーク・アレン著)が出版されました。起業家が投資家のナビゲートを受けながら、ビジネスの成長を通して、心からやりたいことをすることで、世の中をよりよく変えていくことを学んでいく物語です。
歯科医院の開業を前に、どのような理想の医院をめざすか、を考えておられる皆さんにとって、多くのヒントがあると思います。ぜひご一読を!

「ビジョナリービジネス 〜明確なビジョンを描けばビジネスは成功する〜」
マーク・アレン 著 和仁達也 訳 (総合法令)
<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。

和仁達也 公式ホームページ
http://www.wani-mc.com/