多くの中小企業、歯科医院がハマッている「ドンブリ経営」その2
株式会社ビジョナリープラネット代表 ビジョナリーパートナー 和仁達也


前回、「ドンブリ経営とは、どのような状態をいうのか」についてお話をしました。
お金の入りよりも出のほうが大きくて、お金が余れば、医院がまわっていく。そんな状態でしたね。
ところが今は、前提条件がひっくりかえった時代です。入りよりも出のほうが大きい医院が非常に増えてきました。

保険改定、医院の乱立などで、売上がなかなか挙がらない。むしろ下がっている
銀行が簡単にはお金を貸してくれない

ということで、お金の入りが増えない(または、減る)要因をあげたら、いくらでも思いつきそうです。
その一方で、あいかわらずお金はジャンジャン医院から流れ出て行きます。

その結果、下の図のように、収入よりも支出のほうが大きくなってきたから、さあ大変です。



そんなときに、お金が足りなくなったら、どこから改善の手をつければいいのでしょうか?

このような場合、多くの院長が考えることは、
「経費を削らなくては」「スタッフの給料やボーナスを減らすか」「人を減らすか」「自分(院長)の生活費を抑えるか」というようなことです。

しかし、ここでドンブリ経営の院長は、ハタと立ち止まります。

「具体的に、何を、いくら減らせばいいんだ?」

この院長はドンブリ経営なので、何にいくら掛かっているかの詳細を知りません。
そう、具体的な手立てが見えないのです。

すると考えることは、
「経費一律10%カットだ」「スタッフを社員ではなくパートで」「スタッフのボーナスをカットして」などと、安易なコストカットに走ります。

しかし、はたしてそれで本当に解決するのでしょうか?

「・・・・。」

続きは、また来月!

【和仁からのお知らせ】

このたび、わたしが翻訳を手がけた「ビジョナリービジネス」(マーク・アレン著)が出版されました。起業家が投資家のナビゲートを受けながら、ビジネスの成長を通して、心からやりたいことをすることで、世の中をよりよく変えていくことを学んでいく物語です。
歯科医院の開業を前に、どのような理想の医院をめざすか、を考えておられる皆さんにとって、多くのヒントがあると思います。ぜひご一読を!

「ビジョナリービジネス 〜明確なビジョンを描けばビジネスは成功する〜」
マーク・アレン 著 和仁達也 訳 (総合法令)
<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。

和仁達也 公式ホームページ
http://www.wani-mc.com/