開業を前にして、「なにがわかっていないのか」を知ろう その5
株式会社ビジョナリープラネット代表 ビジョナリーパートナー 和仁達也


こんにちは。ビジョナリーパートナーの和仁達也です。

前回までに、次の3つのことについて、明確にしました。

1・開業したら、ぜひやってみたいことは何ですか?

2・今(勤務医)のままでは実現できないことは何ですか?

3・開業を前にして不明なことは何ですか?

人は、それをする理由がはっきりすると、取り組む意欲は何倍にも高まるものです。

本当は、ドクターにとっては開業すること自体が大切なのではありません。それを通して自分がやりたいことを実現することが大切なはず。これは、資格試験の勉強も同様ですね。資格を取ることはあくまで自分がやりたいことを実現するための必要条件。資格をとりたいのではなく、たとえば独立開業するために必要だから資格をとるのです。そして、自分が目指す夢や仕事の仕方を実現するために独立開業するはずです。

その点、独立開業というのは、一般的にあこがれの対象となりやすいテーマです。そのため、ややもすると、あまり理由も目的も考えずに、「なんとなく流れで」開業に向かっていく人も中にはいるようです。ただ、今のような経営環境が厳しい時代に、そのような安易な発想で飛び出すと、大変な目に会います。だからこそ、このサイトをご覧のみなさんは開業前の準備をちゃんとしようと考えていることと思います。

このコラムでは、開業前にどんなことを知っておく必要があるか、という観点で、主にお金の観点を中心にお話をしていきます。ただ、あくまでお金というのはツール(道具)です。みなさんがやりたいことを実現するために必要なツールであって、モノやサービスの価値を表すものです。お金の出入りはいわば、価値の交換です。たとえば、お客さんが1万円以上の価値がある(と認めた)ものに対して、お店に1万円を支払う。
つまり、お金は目的ではなく、やりたいことをするための手段です。

ということは、お金の議論をする前に、考えておくべきことがあります。
何だと思いますか?

そう、みなさんが開業した後に実現したい理想の姿、ビジョンは何か、という話です。
あなたは開業後、1年後、3年後、10年後にどうなっていたいでしょうか?

次回までに、理想の状態を思い巡らせてみてくださいね。
ではまたお会いしましょう!
<プロフィール>

ビジョナリーパートナー
和仁達也
(株)ビジョナリープラネット代表取締役。さらに(株)ワニマネジメントコンサルティング代表とユメオカLLP会長も務める。歯科医院や中小企業のコンサルティングのほか、会計事務所が顧問先とパートナーシップを築く仕組みづくりを支援している。著書に「脱★ドンブリ経営」「逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法」(共にダイヤモンド社)「キャッシュフロー経営って?」(デンタルダイヤモンド社)ほか多数。

和仁達也 公式ホームページ
http://www.wani-mc.com/