【新規開業から7年】〜相手の望むもの〜
わたなべ歯科歯科衛生士 長山和枝


開業した当初は、何のシステムも流れも決まっていませんでした。
当然です。物を置く場所。材料の補給。連絡事項。
初診でいらした方に、まず誰が何をするのか。
次回以降どうするのか。
治療計画はいつ立てるのか。
メインテナンスまでの流れ。
特に新卒で入った私は処置の内容や流れも分かっていないのですから、先生も先輩もさぞ大変だったことと思われます。
そのことに、気づき、感謝の言葉を口にできた時、成長したね、と言っていただけました。
皆さんも、今ある医院の流れは、全て先生が、先輩方が、作って下さったもの。それを忘れずに、かつ、バージョンアップさせていく必要があると思います。

そこで重要なのは、院内で皆が同じ方向を向いていること。
これが絶対条件になります。
同じ方向性を持っていないと、同じ物を見ても同じことを感じられません。
さらに同じ方向性で自分の意見を持てるようになると、衛生士として成長のステップを上っていけるのではないでしょうか。
その為にも、まずは一緒に働いている先生や先輩スタッフが何を考え、どう行動しているのか、よく観察し、理解しようとすることは、とても大切かつ何よりの自己成長になるはずです。

医院の方向性を共有するためにも、また後々伝えて行くためにも、システム作りは大切です。
その医院のシステムには例えちょっとしたことであってもその医院の思いが込められています。
システムを作る上で重要なのは、明確で具体的であること。
そうできないものは、何を優先すべきかを決める。
そしてシステムをベースに、患者さんの、共に働く全員の、自分の満足を高めていくことです。
システムをそのまま実行するだけでなく、なぜそう言うシステムなのか理由を理解しようとしてみて下さい。
必ず得られるものがあるはずです。
そしてシステムはいつでも変えることのできるものであるべきです。
誰でも、いつでも、変えられる。
方向性を理解した人であれば、必ずより良いアイディアが生まれ、毎日の診療がより充実したものになるはずです。
毎日の診療を楽しもうとしているか、快適にしようとしているか、その気持ちの差が実力の差となって後々に出てくるような気がしています。
より皆が快適に過ごせる空間に。
そんな思いを持ってシステムを作っていこうとしているスタッフと働けたら、皆がそんな思いを持って働けたら、必ず+(プラス)のスパイラルが生まれるはずですね。

<プロフィール>
わたなべ歯科
歯科衛生士 長山和枝

略歴
2000年3月:歯科衛生士学校卒業。わたなべ歯科就職決定。
同年4月:わたなべ歯科新規開業。目の前のことにいっぱいいっぱい。
2001年:院長との関係、歯科衛生士の仕事に悩み苦しむ
2002年:セミナーや他院見学で多くを学び吸収できる余裕ができる。
2003年:院長と本気で話せるようになる。
2004年:診療室内が楽しくなる。感謝の気持ちが生まれる。
2005年:多くの出会いから成長させていただく場を沢山いただく。
2006年:スタッフの入れ替わりを乗り越え、安定した院内に。6新人教育が目下の課題。
埼玉県春日部市にありますわたなべ歯科に勤務しております。
歯科衛生士の長山です。新卒で新規開業のわたなべ歯科に勤務して7年。
ずっとわたなべ歯科におります。家族の誰よりも長く時間を共有する院長との関係作りや、自己研鑽のステップ、歩合給になり雇用形態が変化した後の変化など、お伝えしていけたらと思います。

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