先日ある歯科医院で、「患者視点で自分たちの歯科医院を評価する」をテーマに体感研修を行いました。スタッフが4つのグループに分かれ、交代で患者として、受付・事務・助手・歯科衛生士・歯科医師 ・歯科技工士と各々の仕事を体感していきました。
グループ研修では、リーダー力やチームワークが発揮出来るかどうかも、その場でわかります。研修内容を誰かがいち早く(リーダーであって欲しいのですが)理解し、他のスタッフを動かす力があるチームは、ドンドンと先に進み、楽しそうに研修していきます。また誰かが誰かを気にしているチームは、遠慮の塊になってしまい、思うように体感実習が進まず、次のグループディスカッションでは自分の意見が言えない雰囲気になってしまうようです。
しかしこのような体感学習・グループワームをすることで、日ごろ感じない患者の気持ちがわかりますし、自分と他のスタッフとの共感や意見の違いも知ることが出来ます。
体感・デッスカッションの後に、各グループで、患者視点で自分たちのチーム全体の評価を「良い」「普通」「悪い」で評価してもらいました。3つのグループが「普通」と評価し、1つのグループが「良い」と評価しました。
各グループの評価および総括は「自分たちの歯科医院は笑顔も良く、第一印象としての患者印象は良い思う。しかし、スタッフ一人ひとりのスキルはまだまだ向上できるし、患者のためにはすべきだと感じた。また、スタッフとしてはなかなか気がつかない汚れが、患者視点で見て初めて感じることが出来た」という内容でした。「普通」と評価したグループは改善点を見直すことで、より良い歯科医院になる、「良い」と評価したグループは、自分たちの今日のチームワークの出来栄えを評価した結果でした。
これからの歯科医院は、院長をトップにスタッフがいる構図では、患者満足も良い治療も出来ません。院長・歯科衛生士・受付・助手・歯科技工士・事務と多種職のスタッフ一人ひとりが患者中心で、相互関係を持ちながら情報提供できる構図が理想的となります。このような関係を構築していく第一歩として、まずはスタッフ同士で互いの業務を理解しる体感研修をしてみてはいかがでしょうか。 |

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |