スポーツの世界も、ビジネスの世界も成功していく人は、苦労や努力を惜しまず、強い精神力で自分の欲するものを手にしようと目の前の壁にぶち当たりながら、それを必死でよじ登っていきます。
ここ十数年、ハングリー精神のある若者をほとんど身近で出会うことはありませんでした。
しかし、最近そんなハングリー精神で、歯科医院を盛り上げていこうとしている28歳の院長(勤務歯科医師)と出会いました。今までその歯科医師は勤務医として働いていました。院長がもうひとつ歯科医院を開設し、そこでまた新たな事業に取り組むため、彼を院長に就任させたのです。
私は月に一度スタッフ研修でH歯科医院に訪問しています。院長に就任する前からB先生の仕事ぶりは拝見していました。ぶっきら棒な印象でしたが、負けず嫌いな意志の強さは感じていました。スタッフからも親しまれていました。
今までのプロセスがあってB先生はそれを認められ、期待され院長に就任されたのでしょう。しかし、一人の勤務医として抱いていた目標が、一気に院長としての目標を掲げて成功させなければならなくなった責任に、彼の精神力は一気に貪欲になりました。今までは衛生士だけが受けていた私の研修会にも積極的に参加する。質問をしてくる。スタッフに注意する。目標を考える。足りない知識や技術を学ぼうと講習会に参加する。今までのぶっきら棒に見えた言動 ・行動が、きびきびと頼もしく見えてきたのです。当然スタッフも、若くてやる気満々の院長を応援したくなりモチベーションは高まります。今H歯科医院は熱く盛り上がっています。
当然、歯科医師としての経験不足や人生経験の未熟さから、必ずしも良い治療が提供できるとは言い切れません。またスタッフを教育するというよりも、一緒に育っていくという言葉のほうが正しいかもしれません。
でも私はこのB先生とH歯科医院に魅力を感じています。無理難題を、若さと強い精神力で突破しようとするその意気込みが、とてもまぶしくて素敵なんです。
夢をもてない若いスタッフに、自分にはできないとすぐに諦めてしまうスタッフに、大きな役割を与えるのも、とてもすばらしい経営理念だと思います。 |

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |