BUSINESS
(〜個人的な感情を交えずに利益の追求のみを目的として進める仕事〜) |
フリーになって3年が過ぎました。低所得だった歯科衛生士が、やっと企業でいただける管理職所得まで手が届いてきました。社員として一つの歯科医院で働いていたら、20年のキャリアのある45歳の私の給料はいったいいくら支払われるのでしょうか。
最近では歯科衛生も、新卒の求人募集には初任給20万と大学卒並みの給与を提示していますが、企業と比べればまだまだ福利厚生が不十分であったり、休暇申請をしたくてもスタッフの人数から思うように申請できなかったりと、長期的に働く環境は整っていないのが現状です。しかしフリーになったからこれらの問題が解決するわけでなく、ますます能力給が求められ、ビジネスの厳しさは一段と増してきます。
さてこの「ビジネス」ですが、交渉力・戦略力など、臨床スキルだけでは、やっていけないスキルが必要です。これは経営に携わる院長も同じです。ここで多くの院長先生のビジネスの甘さを、新年度から気持ちを改めていただくためにも、辛口で伝えたいのです。
仕事柄、院長先生から食事に誘われることが多くあります。もちろん仕事の打ち合わせ、業務の報告、情報を聞いていく場、スタッフとの親睦を深めるためのものもあります。食事会(もちろんかなりの割合でアルコールも入ります)は、時間外です。そこでお給料は発生しません。もっとシビアに言えば、その会の時間はこちら側にとっては他の仕事が出来る貴重な時間であります。このことを考慮しない、できない院長が実に多くいます。もちろんここをしっかりビジネスと考えてくれる院長先生もいます。もっとわかりやすく言えば、この時間にもお金を支払い、食事代はもちろんタクシー代まで支払ってくれます。これはスタッフに対しても同じことが言えます。言葉は悪いのですが、やる気を出させるアメは時として必要ですが、お金の支払いが中途半端だったり、ご馳走してあげた感が強く出たりと、そうなると返って逆効果になるのです。ここの部分をしっかり頭に入れてください。
個人的な感情を交えずに利益の追求のみを目的として進める仕事でもあります。しかし、人は感情で動きます。スタッフをいかに上手く使っていくかが、院長の腕の見せ所でもあります。 |

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |