〜 Happiness to you 〜 From★yu−ko
歯科衛生士 長岐祐子


The mental richness(精神的な豊かさ)

 先日24年ぶりに母校の北原学院歯科衛生専門学校に行って来ました。当時校長であった先生が理事長となり、理事長インタビュー取材の仕事で再会したのです。私は3期生になりまので、北原学院は設立してまもなく30周年を迎えようとしています。校舎も来春には新設され、北原学院もいよいよ3年制となります。

 学院のある新松戸駅前は、一面ネギ畑だった景色が一変して、マンションや雑居ビルが立ち並んでいました。しかし24年ぶりに降りた駅は昔の面影を残したままで、地図に頼ることなく学院まで歩いていくことができました。そして恩師の変わらぬ優しい笑顔に再び出会えました。

 ところが24年間の年月は、少子化と学生の学力の低下を招いていました。唯一2年制で国家資格が取れる歯科衛生士の資格も3年制度が導入され「3年制なら看護師へ」あるいは「3年制なら4年制の大学へ」と進路を改める学生も多いようです。実際私も2年制という理由で、看護師より歯科衛生士を選びました。このような背景からも伺えるように、4年生大学に進学できない学生が高校の先生に勧められ、歯科衛生士専門学校を受験する生徒が多いのも事実だそうです。専門学校側も、頭のよい意欲的な学生を入学させたいのは山々ですが、学校経営を考えると定員割れほど恐ろしいものはありません。このような歯科衛生士教育の裏側を理解し、スタッフ教育していくことがこれからの歯科医院には必要です。

 また歯科衛生士教育が3年制となり、一見カリキュラムや実習の充実が期待されそうですが、入学してくる生徒の現状を考えると、3年制だから歯科衛生士のレベルが向上するとは言えないようです。優秀な生徒は管理職を求め、さらに上を目指し進学する学生も増えています。町の歯科医院に、夢や希望を求めて就職したいと考える意欲的な歯科衛生士は『稀です』。24年前、確かに私の時代は「お金持ちになりたい」「偉くなりたい」と欲望を持つ学生は多くいました。今は時代が変わり物質的な豊かさから精神的な豊かさを求める人が増えてきています。そう考えると経営者中心の考えで、研修会・勉強会が多くある医院や、忙しい医院は敬遠されるかも知れません。

これからは

患者もスタッフも癒される環境の中で、歯科医院を運営していくことを考えていくこと。
学校教育やスタッフだけの研修だけに頼らず専門のスタッフ研修を利用すること。
自分自身が健康に生きていくこと。

この3点が他歯科医院との格差を作っていくと感じています。


<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)               
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務

<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員

<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中

<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング