〜 Happiness to you 〜 From★yu−ko
(株)スマイル・フォー・ユー 歯科衛生士:長岐祐子


The ratio(比率)

先日あるスタディーグループの勉強会に参加してきました。三人の先輩歯科衛生士さんが、仕事についた動機から、結婚・子育てと休職し復帰に至るまでの経験を発表されていました。発表された三人の方は42歳、46歳、50歳で、40年以上生きていると人生いろいろで、それぞれの波乱万丈な経験あります。その貴重な話を聞くことで、参加者は共感・感動をしながらその人を理解することができます。

参加者は20歳から40歳代で、数名の参加者(20歳代)から「いろいろな経験をされてすごいなあと思いました」「仕事と家庭の両立を私はできるのかなあと思いました」「今は結婚にあこがれていてその先まで考えられませんが、○○さんのように頑張ります」「前向きに努力していくことが大事だと思いました」という感想が聞けました。一緒に勉強会に参加した30歳独身衛生士に、個人的に感想を聞いてみると「結婚したいと思いましたし、いったん仕事を辞めて違う世界を見てみたい(違う視点を持ちたい)と思いました」と答えてくれました。

演者三名の共通点は、自分のこと(100%)しか考えなかった学生から、仕事を始めることで、50%衛生士・50%自分へ、結婚をすることでさらに妻・母という役割が次々に生まれてくることです。



このThe ratio(比率)は子供の年齢や家庭環境により様々ですが、特に女性スタッフはライフステージにより、大きな違いがあることを院長は理解しておく必要があります。

つまり新卒のスタッフは100%自分のことしか考えられず、仕事をしていきながら歯科衛生士としての自分を考え始めるようになるのです。しかし結婚や子育てを経験することで、それ以外の自分の役割(視点)を持ってきますから、さまざまな立場で相手(院長)の役割を理解するっことができるようになってきます。ですから結婚前の20歳代のスタッフに「もっと院長のことを理解して」「患者の立場で指導をして」と思っても(口にして言っても)、よほど意識が高いか家庭環境からの経験がないと、その視点は生まれてきません。また例えば、院長先生が30%Drの立場で50%DHの衛生士に意見をしたり、50%院長で50%DHに意見をしたりしても、「どうせ私は歯科衛生士だもの!」「院長は経営のことばかり!」と、そのThe ratio(比率)が違うための相手が不満に感じてしまう減少が生まれてくるのです。

相手に理解を求めるには共感が必要です。それにはThe ratio(比率)を考えながら話をすることが、大きなポイントではないでしょうか。

[プロフィール]
歯科衛生士 長岐祐子
[略歴」
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)               
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職
2011年10月
株)スマイル・フォー・ユー設立

[主な活動」
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
・日本歯周病学会認定歯科衛生士・インプラント専門歯科衛生士・日本抗加齢学会会員
・日本歯科衛生士会会員・歯並びコーディネーター・健康管理士
・コーピングインスティテュートコーチ資格認定
・歯科衛生士歴21年(2010年現在)

[主な発表]
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中

[趣味]映画鑑賞・読書
[ストレス発散方法]カラオケ
[特技]ありあわせ材料で簡単クッキング