この春娘が高校に進学しました。15歳の彼女は、大学に進学したいという気持ちがあるだけで、将来何になりたいか考え模索しているものの、まだその答えは見つけられません。
よく企業のアンケート結果から子どもが将来なりたい職業ランキング、親が子どもになってもらいたい職業ランキングが、テレビや雑誌などで紹介されたりしますが、子どもは「花屋さん、ケーキ屋さん、看護師、野球選手」など憧れの職業を答え、親は「公務員、医者、弁護士」など高学歴高収入の現実的な職業を答えます。
ところが親が子どもに望む職業も子どもが望む職業も、当然親の所得によって左右されてきます。たとえ希望の進学高校に入学しても、親が「うちはお金がないから県外の大学進学は無理!」「私立は授業料が高いから国公立にして!」ということになれば、子どもの職業の選択幅は決まってきます。もちろんそこには、本人の努力と能力と精神力が関係してきますから、具体的に芸能人やカリスマ美容師になりたいという本人の強い夢や意志があれば、親に頼らなくても夢をかなえる道はあります。
このようなことを前提に、歯科医院勤務してきたスタッフが今の職業をどのように選択し、あるいは妥協し就職してきたのかを考えると、そのスタッフの意欲が見えてきます。ただ資格が欲しくて歯科衛生士になったとか、高校や大学を卒業しなんとなく歯科助手・受付になったスタッフであれば、新人のころは「早く仕事を覚えて、患者さんや先輩たちと仲良くやっていける良いうに頑張ろう」と意欲がもてていても、ある一定の期間が過ぎればそのモチベーションは当然下がり、院長から見れば「意欲的でない。向上心がない」などと良い評価ができなくなってきます。が、スタッフの心理も理解できます。
「ではどうすればよいのか?」ということになりますが、これは歯科医院としてのビジョンを明確に掲げ、院長とスタッフが同じ目標に向かって一緒に努力していくことが必要になります。つまりその医院の理想(憧れ)を一緒に叶えていくことになのですが、なかなかうまく行かないのが現状です。つまりビジョンや目標を掲げても、そのためにはどうしていけば良いかを「Educate(教育する)」できていないからです。少人数のスタッフであれば、院長一人でもスタッフ教育はできるのでしょうが、スタッフの人数が増えれば、院長一人では不可能です。学校に校長がいて教頭がいるように、あるいは親として父親・母親の役割があるように、医院の方針に賛同し院長をサポートしながら、スタッフ教育してくれ人材が、これからの歯科医院には必要なのです。 |

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |