昨年4月からフリーとして何件かの歯科医院で仕事をはじめました。もちろん仕事内容は院長との話し合いで決まり、院長との契約になりますが、私のスタンスは、スタッフ側の立場で院長に提案や報告をします。そのため、スタッフの考えや気持ちが理解できるように、遅くまで研修をしたり食事に行ったりと努めてきました。そして今年一年間、お世話になった方、お付き合いがあった方として、感謝の意を込め各歯科医院・スタッフ宛に年賀状を出しました。しかし、期待はしていませんが、どこの医院のスタッフからも、年賀状や年賀メールは来ませんでした。
1960年代生まれまでの人なら、礼儀として年賀状を出すと思われますが、1970年代以降になると、感謝やお礼の気持ちを相手に伝える行為が薄れてきています。もちろん別の考え方として、私自身の問題や力不足も考えられますが、ここではその問題ではなく、Discipline(躾け)を考えていただきたいのです。
『躾け』とは礼儀作法であり、また規律を正すことでもあります。今の時代、この躾けが家庭でも学校でも、職場でも出来ていないのが実情です。今すぐチェックしてみてください、医院のスタッフ専用玄関、靴だな、スタッフルーム、流し台、食事をするテーブルは、いつもきちんと整理整頓されていますか?あるいはそれをいつも口うるさく注意する人が、医院に一人でもいますか?自分から先に笑顔で挨拶をするスタッフはいますか?頂き物をした時、お礼を言えるスタッフはいますか?来客へのお茶だしが正しく出来るスタッフはいますか?言われた事をすぐ行動し、報告するスタッフはいますか?細かいことを言えばきりがありませんが、今後上手く運営できる歯科医院の必須条件は、スタッフのDiscipline(躾け)が出来ているかが大きなポイントだと思うのです。特に歯科衛生士の仕事は、悪い生活習慣に気付かせ患者に行動変容を促し、セルフケアの確立をさせていくことです。身の回りのことも整理整頓できない人間が、このような仕事を的確にこなす事は無理でしょうし、ましてや自己主張ばかりが強く自律できていないスタッフが、率先して医院改革に参画することなど無理な話なのです。
2007年は、スタッフの考えや気持ちが少しでもわかるようにと食事会や研修会に努めましたが、2008年はDiscipline(躾け)からはじめて行かなければと、私自身の課題でもあります。 |

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |