〜 Happiness to you 〜 From★yu−ko
歯科衛生士 長岐祐子


Friendship (親睦)

忘年会や新年会など職場での食事会では、一年間の反省や新たな目標を決意表明し、またスタッフ同士の親睦を深めていく交流の場でもあります。そして美味しい食べ物やアルコールが人の心を寛大にさせ、院長もスタッフも、お互い日頃口に出せない事も、さりげなく話せる場でもあります。

さらに本音を言えば、個人歯科医院で働くスタッフは、基本的に院長が尊敬できたり好きだったりしないと長く勤務は出来ませんから、この場を大いに利用して、院長はスタッフとプライベートの話や仕事の話と会話を弾ませ、親睦を深めていくチャンスでもあります。

しかし最近の傾向として、食事会(飲み会)の目的を理解していない若いスタッフが増えてきています。つまり「飲みにケーション」は通用しない世代なのです。確かにアルコールが入ると、オヤジへ豹変してしまう上司もいますし、お酌をしただけでセクハラと言われてしまう時代です。ですから飲みにケーションも節度を持ち、アルコールの力でなく会話力でコミュニケーションを図ることが大切になるのですが、それ以前に、若いスタッフには、食事会(飲み会)が親睦会であることを理解していない、あるいは親睦という概念を持っていないのが現状です。その結果、忘年会や新年会などの行事会を「参加したくない」「めんどくさい」「さっさと終わりにして欲しい」と自己中心的な考えで仲良しスタッフと話を合わせるのです。こうなれば当然院長の思惑など通用するはずがありません。

先日もある職場で忘年会会場を決める際、先輩スタッフが「忘年会なんて超めんどくさい!近所のお店でさっさと食べて早く帰りたい!」とズバリ言い切ったため、後輩たちは少し遠いレストランで「お肉が食べたい。」とは言えない状況になってしまったのです。また、ある医院では幹事になった衛生士がみんなの意見を聞いて「焼肉屋」を指定してきたのです。焼肉屋と聞いて院長は「焼肉屋だと肉を焼いて食べる事に追われて、話が出来ないんだよな……」と私の顔をみながら呟いたのでした。

不便で物もない豊かでなかった時代は、皆で集り話す楽しみ、めったに口にする事が出来ないご馳走を味わって食べる喜びがありました。ネットで情報や欲しいものが手に入り、個の時代になった今、みんなで食事をしたり何かをしたりする意味が忘れかけられているようです。もしかしたら、Friendship (親睦)とは、行事として行うものではなく、例えばスタッフと院長が一緒に昼ごはんを食べることができるコミュニティの場を、設けていく事のほうが重要なのかもしれません。しかしコミュニティの場から垣間見る院長のオヤジ現象やだらしなさが、スタッフからヒンシュクを買う可能性も高いので、ご自分の生活行動には、十分気をつけて頂きたいと思います。

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)               
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務

<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員

<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中

<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング