歯周認定衛生士(衛生士歴10年・独身)Aさんは、一日10人以上の担当患者をこなし、自分の仕事に自信を持っています。しかし一方では、アシスト業務、小児予防などは経験が少ない分、苦手意識があるようです。一般歯科に勤務する(衛生士歴10年・既婚者・子ども無し)Bさんは、補助業務は得意なのですが、小児防予防と歯周治療(SRP)に苦手意識もあり、自信が持てないでいます。歯周認定衛生士(衛生士歴10年・独身)Cさんは、アシスト業務も歯周治療も小児予防も携っていますが、歯周治療と小児予防には自信がないと言います。この同世代の歯科衛生士三人を比べて、彼女たちの得意・不得意の要因はなんだと思いますか?
確かにAさんは、まったくアシスト業務・小児予防には携らないため、経験不足から苦手意識はでてきます。同じようにBさんも、歯周治療の頻度や経験不足から苦手意識がでるでしょう。ではCさんはどうでしょう?歯周認定衛生士であるのですが、Aさんのような歯周治療に対しての自信が持てていません。また、三人とも小児予防を不得意としています。環境下の違う三人の衛生士を比べて解るように、経験と自信は比例するようです。
歯科医院は歯科の専門家ですが、さらに専門分野(歯周専門・外科・小児・矯正などな)があります。最近では多くの学会で、専門性を高めようと歯科衛生士認定制度が増えています。良い傾向だと思うのですが、地域の人たちが来院しやすい窓口の基本は、歯科の専門=かかりつけ歯科医院ではないでしょうか。つまり、かかりつけ歯科医院に来院し、そこでの検査・診断のもとに、患者さんにあった治療方針で計画が立てられます。また、より専門性が求められるケースは、専門歯科を紹介していきます。
では、一般歯科で働く歯科衛生士に必要な専門性とは何なのでしょうか?私が考える一般歯科で働く歯科衛生士に必要な専門性とは、リスクを見つけ出す目、それをスクリーニングできる目だと思うのです。これは院長が「歯科衛生士をどのように働かせたいか」に関わってくると思います。繰り返しますが、経験と自信は比例して伸びていきます。アシスト業務・受付業務・その他雑務が増えれば、当然専門性(リスクを見つけ出す目、それをスクリーニングできる目)の伸び率は、それほど期待は出来ないでしょう。
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<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |