〜 Happiness to you 〜 From★yu−ko
歯科衛生士 長岐祐子


Priority(優先)

一日24時間を、皆さんはどのように意識して使っていますか?
多くの方が朝の起床から、食事(15分)身支度(30分)通勤(平均30分)仕事(9時間)通勤(30分)食事(45分)入浴(30分)睡眠(8時間)と大まかな時間配分で20時間を費やします。残り4時間の中で、その人の生活環境によって使い方が違ってきます。家事をする人は、この他に家事労働時間が必要ですし、管理職や院長ともなれば、診療以外の仕事や付き合いがあります。新人スタッフであれば研修や、自宅での勉強も要求されます。

このようにある一定の時間配分はあっても、自分にあった思考回路やスピードで生活をしていくため『自分時間とその使い方の計算』ができなければ、自分の課題が達成できなかったり、突然の仕事に対応できなかったりとルーズな人間と思われてもても仕方ないかもしれませんね。

ところが意外と『自分時間とその使い方の計算』が素早くできる人でも、自分と相手時間の違いに気付かない人が多いのです。例えば時間の使い方が上手い院長が、歯科衛生士のチーフに「来年度の研修内容を報告するように」と3月始めに伝えたとします。院長は『来年度』から察するように、4月には機能できるよう早急な指示であると、相手が当然理解するだろうと、自分時間で考えてしまいます。しかし指示を受けた歯科衛生士も自分時間で判断します。彼女は毎日の忙しい診療業務とチーフ業務がありますし、その上時間計算も苦手ですから「研修内容」を考える時間などなかなか作れません。「家で考えておこう」と安易に思うものの、帰宅すればそれなりに雑務が待っています。結局「日曜日を利用してまとめよう」と思ったときはすでに数週間という時間が過ぎ、院長に「まだできていないのか?!」と指摘され、お互い嫌な気分になってしまうのです。

社会人ならPriority(優先)の判断ができるのが当たり前!と思いたいのですが、残念ながら今の学校教育では、時間の使い方とお金の使い方を授業の中では教えていません。ですから学校や家庭から教わっていないスタッフには、職場の中で教えていくしかないのです。つまりこんな明確な時間の指示が必要なのです。

院長「4月の第一週から研修を考えていくので、来年度の研修内容を今週末までに報告するよう」と時間指定の指示をすれば、それを受けたチーフは、自分時間ではなく相手時間で計算をするのだと理解でき、その期限までに自分時間をどう使うか(Priority)考え動けるようになるのです。

それでも自分にあった思考回路やスピードで生活をしていますから、具体的な内容と分量を伝えないと、院長先生が期待する内容から、大きくピントがズレている報告書が提出されるかもしれませんよ。

<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)               
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務

<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員

<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中

<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング