「Clever」私の大好きな言葉です。そして長男に「賢」と名付けました。賢く人生を生きて欲しい。賢=Kenという発音しやすい単語ゆえ、世界中の人に親しまれて欲しい。そんな願いを込めて名付けたのです。
英語には「賢い」の意味が二通りあります。「Wise」賢明であるさま。「Clever」気のきいたさま。日本語に訳してしまうと、どちらも同じような意味になってしまうのですが、「Wise」と「Clever」の持つ意味は確かに違います。
Kenには、多くの絵本を読み聞かせたものです。また絵本だけでなく、私が覚えている昔話を語り聞かせることもよくしました。「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」こんなお決まりの語りで始まる昔話の主人公は、正直者のおじいさん・おばあさん、欲張りで意地悪なおじいさん・おばあさんと決まっていました。そして両者の共通点は、無知で貧しいところです。そしてほとんどの物語は、欲張りで意地悪なおじいさん・おばあさんが悲惨な結末を迎え「正直者のおじいさん・おばあさんは幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし。」で終わるのです。どんなに貧しくても、正直に一生懸命働いていれば、いつかきっと幸せになるのだと、昔話を通して子供に教えてきた私。その一方では「Wise」ではなく「Clever」に育って欲しいと願った私。結局、正直に生きるか、欲張りに生きるかではなく、いかに多くの知識を持って生きていくかを、私は教えたかったのだ、と改めて思うのです。
仕事も「Wise」ではなく「Clever」でありたいと私は思っています。口腔衛生が、どうしようもなく不良な患者さんに、ただただ正直に口腔衛生指導を行なっても、効果は期待できません。その患者さんに興味・関心のある話題や情報から、その人の気持ちを、こちらの意図する方へ導いていく知識が必要です。では、院長先生のスタッフへ対する働きかけは、いかがなものでしょうか?「売り上げ減少を向上させるよう、みんなで頑張っていこう!」とか、仕事のできないスタッフに「一生懸命やればできるようになる!」などと、正直に一生懸命働いていれば、いつかきっと幸せになるのだと、昔話を未だに語ってはいませんか?
経営の話しをされても、ほとんどのスタッフはその事に関して無知です。仕事ができないのは、何が自分に足りないかを知らないからです。そんなスタッフにまじめに頑張ることだけの励ましで、良い結果が導かれるとは思えません。今必要なのは「知ること」。
無知からの脱却だと私は思うのです。「Wise」ではなく「Clever」へ。
しかし「Cunning(ずる賢い)」になっては、これもまた困りものですね。
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<プロフィール>
歯科衛生士 長岐祐子
<略歴>
1963年 東京生まれ
1983年 北原学院衛生専門学校卒業
医療法人一秋会 遠藤歯科クリニック勤務
1985年 退社
1985年 医療法人明和会 中通歯科診療所勤務
1989年 退社 (子育てに専念)
1996年 フリーとして開業医勤務
2000年 医療法人東京堂 港町歯科クリニック勤務
2005年 6月退職 10月さいとう歯科クリニック勤務
<主な活動>
2001年
スタディーグループ Y/N's会を発足
(グループ内での研修会・健康教室など行う)
2004年
健康管理士資格修得
日本ヘルスケア研究会歯科衛生士卒後セミナー終了
2005年
TBI/PMTCセミナーアシスタント
9月より「コーチング実践セミナー」
10月日本ヘルスケア歯科研究会秋のシンポジウム「歯科衛生士活動報告」発表
・日本ヘルスケア研究会正会員
・日本歯周学会会員
・日本歯科衛生士会会員
<主な発表>
2002年
「予防のマネジメント」日本歯科衛生士会学術大会
2003年
「予防のマネジメントにおける歯科衛生士の働き」デンタルハイジーン7月号
「歯磨き指導からセルフプロデュースへ」デンタルハイジーン11月号
2004年
「磨けば楽しい話す力」 デンタルハイジーン3月号
診療室拝見:港町歯科クリニック デンタルハイジーン9月号
2006年 「ヘルスケア歯科シンポジウム」報告 デンタルトリュビューン5月号
2006年 デンタル ウェーブ
http://www.dentwave.com/
コラム連載中
<趣味> 映画鑑賞・読書
<ストレス発散方法> カラオケ
<特技> ありあわせ材料で簡単クッキング |