「医療人、そして経営者として売上を向上させる発想の大切さ」
高額顧客獲得コンサルタント 中小企業診断士 村松達夫


「医は仁術」という言葉の示すとおり、歯科業界では『お金を儲けることは良くないことだ』という考え方が一般的なようです。しかしながらお金を儲けなければその「仁術」を継続することができないのも紛れもない事実です。

私はこの矛盾に対して、次の考え方を提唱しております。それは「ペイド・ボランティア=有償の社会貢献」です。つまりお金をもらいながら社会貢献をしましょう、ということです。少し流れを説明しますとこんな感じです。
1. 患者さんが来院し、治療を受け、対価を支払う。2. 医院はその収益でスタッフを強化し、設備を整えることで、さらなる患者満足のためにパワーアップする。3. 患者さんはますます快適に来院することができる、です。すなわち、「仁術」と「算術」は対なのです。
今回はこの考え方をベースにした売上アップ法についてお話したいと思います。

「何故、売上アップが難しいのか?」ズバリ言いましょう。売上アップが難しいのは、売上アップの意味を正しく理解していないからです。
例えば「子供の遊び場を作ったら、患者さんが増えた」と聞けば遊び場を作る、「お茶を出したら患者さんが増えた」と聞けばお茶を出す、このような小手先の対応をしているようではとても売上アップを理解しているとは思えません。

では「売上アップ」とは何でしょう?それは、「患者を増やすと同時に患者一人当たり単価を上げること」です。大抵は「患者さんを増やすこと」しか頭にないはずですので、これだけ覚えて頂くだけでも、売上アップの可能性が2倍になるはずです。それをさらに次の8つに分解して考えるのです。それは1. 値上げ[文字通り値上げです]、2. 高額シフト[より高いものを買っていただく]、3. まとめ売り[同じ商品やサービスをまとめて買っていただく]、4. セット販売[対になるものを一緒に提供する]、5. リピート[再来院を促す]、6. 紹介[家族、友人を紹介してもらう]、7. 地域密着[地域の患者さんにPRする]、8. 遠距離[遠方の患者さんにPRする]です。(この売上8分割のさらに詳しい内容に関しては拙著「あなたの会社にお金があふれる 金のたまごを生むがちょうの増やし方」を参考にしてみてください)

いかがでしょう?新規開業の今から「ペイド・ボランティア」を念頭におきながら、「この8つを自分の医院でどう進めるか?」と考えていくことで必ず活路は見出せるはずです。

是非、素晴らしい医院づくりを実現なさってくださいね。
<プロフィール>

株式会社ビジョナリープラネット取締役。中小企業診断士。プラネットユーザーにマンツーマンで経営相談をおこなうサービス“村松博士のデンワ経営相談”を担当し、体験者から好評を得ている。なお著書には売上アップの原点を分かりやすくまとめた「あなたの会社にお金があふれる 金のたまごを生むがちょうの増やし方 ユウメディア

村松達夫 公式ホームページ
http://www.standby.jp/