社会は大きな振り子のようなもので常にこの振り子が振れているという考え方がある。
例えば歯科業界をこの振り子に当てはめてみるとディーラーやメーカーが先生から商売がしたいという目的に「すぐいきます」「なんでもします」と今から10年前以上には休日には洗車を手伝ったり、お墓掃除までしてた話を聞きました。ある先生からは家族の様につき合ってきたディーラーの担当者からディーラーを辞める際に「私たちは先生から人間扱いされなかった。まるで奴隷のようだった。」と言われ、それ以降、その先生は自分の事を「ふつうの人」という肩書きをつけるようになった。初めて仙台でプラネットと講演をされる前の日にディーラーの社長の前で手をつき頭を下げて「今まで我々ドクターが悪かった。いい気になってこんな業界にしてしまった。許してほしい」と謝罪した事には驚きました。
しかし、そうさせてしまったのはドクターのプライドだけではない。多くの先生はそんな事を望んでいないと思う。思っていなくとも歯科医院を取り巻く企業がが情報を閉鎖させ、こびを売り、先生をよいしょしてしまえばドクターとしても悪い気はしないだろう。知らないうちに周りにそそのかされ鼻が高くなりわがままそして気高いくなっていく。その先生がどれほど医院が大きくなっても腰が引くのはその事がわかっているからだ。最近、話題になった小室哲也氏も「自分は裸の王様だった。」と100億円の現金があったにも関わらず、取り巻きの連中により一文無しどころか、犯罪をもおかしてしまった。
本来、人間対人間としてつき合っていきたい。どちらが偉いかどうかなど考えていては医療などはできない。しかし、何度もいうが周りがそうさせている。「先生、先生」とお伺いを立て、こびを売り、気を使い、知らないうちに取り巻く会社の営業を「業者」という一言で片付けてしまう人間に周りが作り上げていく。このことに気づかないうちにそうなる危険性が誰にでもある。
僕らが子供の頃は学校の先生もお医者さんも威厳があった。その後、金八先生を代表にする校内暴力や医療ミスなどがメディアで話題となり、その対応として医療は「患者様」、学校は「父兄は神様」そんな状況が今度はモンスターペアレンツやモンスターペイシェントとして猛威をふるい問題になってしまっている。学校の先生もお医者さんも威厳がなくなり、リスク回避ばかり考えるようになってきている。これでは本来の目的が果たせなくなってしまいます。このままで言いわけがない。
では今後どうなるのか・・・きっとまた振り子が逆に振れだすのではないだろうか。
ある問題が起こり、その問題を回避するためにある方向に振り子が振れだす。振り子は真下にある時が一番加速している一気にふれ新しい価値観に向かって上り始めます。しかしその振り子は重力とのバランスで加速がなくなっていき最後には加速度0となり振り切り止まる。すると今度は全く逆方向にゆっくりと振れだす。そしてどんどん真下に向かって加速度が増していきます。そしてまた逆の価値観に向かって上り減速し始めます。真下の加速度が最大になり速度が最速になった時に今まで振れていた振り子の価値観を持っていた人は速度についていけなくなり振り落とされてしまいます。
食品業界の振り子も今、安全安全という方向に振れていっています。しかし、その度にメーカーが潰されてしまえばだれも怖くて食料品を作らなくなってしまうだろう。どこかで振り子が振り切ったときにまた振り子は逆に振れだす。
歯科業界の振り子が今どこに向かって、どの位置に振れているのかをしっかり見極め、ドクターも我々もお互いこれでいいと思い合っていても振り子に逆らってしまっていては社会は良くならないしお互い良くはならない。
この振り子の話を一度じっくり考えてみてはどうだろう。
|
<プロフィール>

株式会社プラネット代表
小池和人
激動の時代を「魅力ある豊かな歯科医院経営を目指して」お手伝いしていきます!
株式会社プラネットホームページ
http://www.dentalx.jp/

このコラムで紹介した元総合プロデューサー堀 貞一郎著書の「人を集める」絶版が i Tunes store にてついにオーディオブックとして復活しました。
堀 貞一郎氏が直接「人を集める」を語っています。是非、iPodをお持ちの方は i Tunes storeにてダウンロードしてみてください。価格は900円です。
iTunes store
堀貞一郎「人を集める」 |
|