目から鱗が落ちた・・・「人を集める」
株式会社プラネット代表 小池和人


全ては「人を集める」もしくは「人が集まる」ところから始まる。国家も街も村も家族も企業もお店もサークルも学校もサークルも・・・すべての社会活動は人が集まるところからスタートしている。
それなのに当時、僕が回った経営者たちの誰一人その点を真剣に考えいる経営者が誰もいなかった事には驚いた。そもそも、人が集まって社会が成り立っているのだから、そんな事は大前提で疑問すら思わなかったのだろうか・・・
しかし、よく考えてみてほしい。現在、日本では人口減少が大きな問題になっている。人が集まるのではなく、人が集まらなくなって来ているのである。企業も医療もそして厚生年金などの制度も全てがこの人口減少が引き起こしている大きな問題になっている。しかも少子化に歯止めがかからず抜本的な対応策もみつからないでいる。この局面に置いても「人を集める」ことに対して本質的ではなく表面的に対策を立てようとしている人がどれほど多いのか・・・上手く行くはずはないと僕は思う。

その当時、この本を手にして読み、目から鱗が落ちていった僕はこの本に書かれている事を基軸としてスポーツクラブの全てのシステムや環境、運営方法を見直してみた。すると驚く事に見よう見まねでしか構築できていなかったシステムや環境、運営方法など全てが自分が納得のいくものになった。簡単に言うともやもやした気持ちがすっきりして会員さんが集まる自信がついたのである。その時、夜も眠れなかった僕の不安は消えてしまいました。

「人を集める」という本にどうして人が集まるのか?という僕の疑問にこの本にはこう書いてありました。

−−全ての理由をひと言で回答するとするならば、それは「人はハピネス(幸せ)を求めて集まる」のだということができるかと思います。つまり人集めの大前提は、人にどんなハピネスを提供できるかということなのです。もちろん、ハピネスとひと口にいっても、何を幸せと思うかは個人によって違いますし、またTPO(時と場所とその置かれている状態)によって変わってくるでしょう。その多種多様のハピネスも、共通していえることは人が生きていることの喜びを感じ、心の躍動を覚える状態、もっと分かりやすくいえば、ワクワクドキドキしたり、静かに心が満たされる状態といえましょう。−−

この最初に書かれている言葉が僕が探し求めていた答えだったのです。

この本を書かれた方は実は東京ディズニーランドを日本に誘致し、大成功に導かれた元東京ディズニーランド総合プロデューサーの堀 貞一郎と言う方だった。
こんなすごい方が世の中にはいるものだ・・・誰も答えてくれなかった僕の疑問をすっきりさせてくれた。
きっと数少ないこういう方たちが今の日本を創っているのだろう・・・と当時そんな思いでした。

それから不安は消え、無事スポーツクラブをオープンする事が出来たのです。しかし、その時点ではその事は誰にも言っていませんでしたが、この事をスポーツクラブのスタッフにはしっかり伝えておこうと何冊も本を買い、社員に読むよう渡しました。
その後、社員研修として東京ディズニーランドに行きたいと会社に交渉しましたが、会社側は決して僕の言っている事を理解しようとしませんでした。仕方が無いので支配人の権限で年中無休のスポーツクラブに無理矢理休館日をもうけ、実費で一泊二日の研修旅行を断行したのです。その後、会社にも会員さんにもそれはこっぴどく文句を言われましたが、本を読むだけではなくどうしても実際にその現場をスタッフ全員で体感したかったのです。

スポーツクラブ一行はなけなしのお金しかありませんでしたから、夜中に多治見から夜行バスに乗り、東京駅に朝方到着、東京駅のトイレで歯を磨き、電車に乗って浦安駅まで向かったのです。

そして、初めて浦安駅を降り立ちそして僕たちを待っていたものは・・・つづく

【今月の教訓】
もやもやした疑問を根幹からすっきりさせてくれるもの、それがきっと本質ということだと思う。そこにはそれ以上なんの疑問も頭に浮かぶ事すらできない。それが本質であり本当の答えなのかもしれない。
<プロフィール>

株式会社プラネット代表
小池和人

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株式会社プラネットホームページ
http://www.dentalx.jp/



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