成功する歯科医院 〜理念編〜
株式会社ビジョナリープラネット取締役税理士 橋本和政


開業しようと考える動機は、実にさまざまです。

・自分の技術を世の中に問いたい。
・だれに指示されるでもなく自分の考えで診療できる。
・もっと収入を得たい。等々。


そして、いろいろな動機で開業された先生のおかれている状況は、たいへん素晴らしい業績をあげられる先生がみえる反面、明日の資金繰りにも困っている先生も多く存在します。

うまくいっているときはいいのですが、うまくいかない状況となったときに、自身を支えるものは何でしょうか。

親族など身内からの支援、友人・先輩がたからのはげまし、専門家からの助言。

多くの先生とおつきあいをするなかで、うまくいかないとき、支えとなるのは、外部のサポートも大事なのですが、これにも増して大きいのが、他のだれでもなく、自身の『内なる声』であることに気づきました。

周りは、それぞれの考えからいろいろな意見を述べます。一般的に、あるいは客観的に優れていると思われる助言も多いのですが、なぜかご自身はなかなかこれに賛同されないことも多いです。

人は説得されることは、あまり好ましく思わないようで、人に意見を求めていても、すでに自身では答えを持っていて、ただこれに賛同する声を聴きたいだけ、ということも多いからです。

こうした状況を見るにつけ、たいへん大事なものは、事業を遂行していくうえで、いいかわるいかの基準となる「自身のものさし」です。これを、『経営理念』といいます。経営計画というと、収支計画をまずつくるかたが多いですが、より大事なのは、自身がなぜ事業を開始しようと思うのか、何を達成したいのか、これを明確にすることだと思います。

世の中に目を向けると、『ぶれる』リーダーは、少なくないようです。そして、逆境にあって、すぐに方針転換していると、いったい何をやりたいのか、わからなくなってしまいます。そんなときに、戻ってきて、自分に示唆を与えてくれる、そういう経営理念をまずつくることが、成功する歯科医院をつくる第一歩だと思います。
<プロフィール>

株式会社ビジョナリープラネット取締役 税理士

経営の手段であるお金の流れを明確にし、脱どんぶり経営をしたいと思っているプラネットユーザーに「キャッシュフロー丸かじりレポート」を提供している。毎年数回開催するキャッシュフロー丸かじりセミナーで、個別の経営相談、税務相談も実施している。

橋本総合会計事務所
公式ホームページ
http://www.hashimotosogokaikei.com