ナビを使う
株式会社ビジョナリープラネット取締役税理士 橋本和政


みなさんは、ナビを使いますか。最近、多くの車についているのを見かける、あのナビです。最近では、機能が、進化して、地図上に自分の位置を表示してくれたり、次の意思決定のために、いろいろしゃべって教えてくれるものまで、いろいろでてきています。

もっと大きなものになると、例えば、ジェット機のようなものになれば、パイロットが自分の目で確認するには、限界があることから、管制塔の管制官が外部から、キッチリ指示を出してくれます。遠く沖合いまで、出航する船にも、レーダーがついていて、安全な航海をサポートしてくれます。

“自分の目だけでは、限界がある”

まさに、事業の経営にも、いえることですね。経営者は、とにかく収益確保のために、必死になって、毎日、目の前にあらわれる事象に対応しています。こうした状態で、今、機体が、どういう状況にあるかを、絶えずチェックすることは、容易なことではありません。
機体が大きくなればなるほど、(事業規模が大きくなるほど)、操縦者が自分の目で見て対応していくのは難しくなっていきます。

こうした状況のなか、横にいて、「このまま、エンジン全開でいきましょう。」とか、「ちょっと異常数値がでているので、巡航速度におとしてください。」とか、そういう管制官がいてくれたら、心強いですよね。
世の中でそういう役割を業務としておこなっているのが、コンサルタントであり、税理士等“士業”とよばれる人たちですが、そういう人たち以外にも、管制官と同じ役割を果たしてくれる人がまわりには、多く存在します。

『わからなくなったら、お客様に聴け』と言った有名な経営者がいました。その事業の善し悪しは、お客様がいちばんよくわかっているからですが、言うは易しで、なかなか実行できる方は少ないようです。

また、お客様と接触するスタッフの言うことに、じっくり耳をかたむけてみる。これも、思った以上に有益で自分が考えてもみなかったことを発見できたりします。

それから、世界で著名な経営者のなかには、多くが、経営にいきづまったときに、パートナーである配偶者に率直に意見を求めるそうです。これは、その経営者がどんなに有名な経営者であっても、配偶者は、“だめなものは、だめ。”と実に容赦ない、率直な意見を言ってくれるからだそうです。

私が知っている新規で開業された歯科の先生の多くが、当初は受付を、あえて奥さんにしてもらっていました。
これは、患者さんの予約を実に無駄なくキッチリ埋めてくれるためで、DRからすると、かなりきついアポイント表ができあがりますが、これが経営にとって、実にいい結果をもたらしていました。

こうしてみていくと、経営にとってのナビゲーターは、実にたくさん存在しています。ただし、こうした人たちがナビゲーターたりえるには、大きな条件があります。それは、

“経営者が、聴く耳をもつ”

ということです。これさえあれば、多くのナビゲーターから、有効な情報がもらえます。ぜひ、こころがけていただきたい条件です。
<プロフィール>

株式会社ビジョナリープラネット取締役 税理士

経営の手段であるお金の流れを明確にし、脱どんぶり経営をしたいと思っているプラネットユーザーに「キャッシュフロー丸かじりレポート」を提供している。毎年数回開催するキャッシュフロー丸かじりセミナーで、個別の経営相談、税務相談も実施している。

橋本総合会計事務所
公式ホームページ
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