俯瞰する
株式会社ビジョナリープラネット取締役税理士 橋本和政


俯瞰・・・とは、高いところから、全体を見下ろして眺めることとあります。

 あるプロスポーツチームの来期レギュラーメンバーが、年齢とともに、スポーツ紙に載っていました。何も考えずに、ぼんやりと眺めていると、結構気づきがあります。このチーム、現在は、強豪で、日頃試合を見ていると、まだまだこれから何年も黄金期が続きそうな感じです。

 しかし、紙上で、年齢がのったメンバー表を、眺めてみると、このまま効果的な補強、あるいは、新たな戦力がでてこなければ、数年後に衰退していくことが、明らかです。 年齢がのったメンバー表をながめただけなのですが、これだけで、課題が、浮かび上がってきたことに、少々驚きを感じました。

 そういえば個人の人生設計をつくるときも、同じやりかたで始めます。いちばん始めに、家族の名前を縦に並べ、その横に現状年齢に1歳ずつ足して、書き並べていきます。

(こんな感じです。)

 単純に数字をならべていく作業ですが、書きながらいろんなことが浮かんできます。「子供が巣立つまで、あと○年か・・・」とか、「○○年後には、住宅の建替えと車の買換え、子供の大学入学が重なって資金が手当できないな。」とか。
かなり、明確にイメージがうかんできます。

 これと同じように、自院でもやってみます。現在のレギュラーメンバーを年齢とともにならべてみると、かなりリアルに、問題点などが、うかびあがってきます。年齢層がかたまり、団塊のようになっていて、結婚退職がかさなれば、瞬時に非常事態になることが予想される。あるいは、主力が交代の時期にきているのに、新戦力の準備ができておらず、このままでは、組織が機能不全になってしまう、とか。

 他愛のないような作業ですが、現状を何も考えずに、ぼんやりと眺めてみることは、いろいろな気づきがあります。問題意識をもって、がちがちな状態で、問題点を抽出するのではなくて、はじめから、何も考えず、ただただぼんやり、と眺めてみる。

 たったこれだけのことですが、体から無駄な力が抜けることで、発想が柔軟になって、思いもかけなかったような、いいアイディアが浮かぶかもしれません。
<プロフィール>

株式会社ビジョナリープラネット取締役 税理士

経営の手段であるお金の流れを明確にし、脱どんぶり経営をしたいと思っているプラネットユーザーに「キャッシュフロー丸かじりレポート」を提供している。毎年数回開催するキャッシュフロー丸かじりセミナーで、個別の経営相談、税務相談も実施している。

橋本総合会計事務所
公式ホームページ
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