先日、歯科医院のクライアントに「医療関係の方は診療する相手を選べないのである意味大変な職業ですね。」と話していたときに、「ウチはあと出しジャンケンで負けているからそうでもないですよ。」と軽く言われました。
詳しく聞いてみると「あと出しジャンケンで負ける」とは、最初の診療のときに医院の診療方針をきちんと説明し、それでよいですかという選択を患者さんに求めるということだそうです。そうすることにより、医院のスタンスに合わない患者さんは来院しなくなるので、結果的に医院に合った患者さんのみが増えていくことになります。
いきなり治療に入ることなく、相手の意向をまず最初に確認し、そのあとで医院の診療方針を明確にするということが「あと出しジャンケン」なのです。
最終的には患者さんがその医院を選ばないので「ジャンケンに負ける」ことになります。
これは、多くの経営者が目先の利益に目を奪われ、本当にやりたい経営が出来ず消耗していく原因の一つなので紹介しました。
特に、これから開業していく方々にはこの罠にはまらないように、最初に理解しておくことが大切だと思います。
もちろん「そうは言っても、そんなことは患者さんがたくさん来る医院だからできるんだ。」という声も聞こえそうですが、そういう意見ももちろん正解だと思います。
経営は、まず、どうやったら集客できるかという仕組みを作ることが第一です。
とにかく、なりふりかまわず頑張り、固定費をまかなえる粗利益がコンスタントにでる経営の仕組みを作ってから、次に「あと出しジャンケン」をすることになると思います。 |
<プロフィール>

株式会社ビジョナリープラネット取締役 税理士
経営の手段であるお金の流れを明確にし、脱どんぶり経営をしたいと思っているプラネットユーザーに「キャッシュフロー丸かじりレポート」を提供している。毎年数回開催するキャッシュフロー丸かじりセミナーで、個別の経営相談、税務相談も実施している。
橋本総合会計事務所
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