国民アンケート調査 DDL (デンタルデータライブラリ)


第47回 国民アンケート調査報告「遅刻について」

調査対象期間:2010年3月2日〜3月17日

今回は、遅刻についてアンケート調査を行った。

Q4では、歯科医院の遅刻時間に関してその許容時間を調査した。
Q5では、歯科医院での遅刻の経験を調査した。
Q6では、実際に遅刻したときの時間を調査した。
Q7では、遅刻した時の連絡の有無を調査した。
Q8では、遅刻した理由を調査した。
Q9では、遅刻した場合の歯科医院の対応を調査した。
Q10では、遅刻した場合の歯科医院の対応に対しての満足度を調査した。


1. 調査結果要約

今回の調査から、遅刻について次のことが分かった。

  1. 遅刻はいけないと考える回答者が4割いる一方、10分未満までなら問題ないと考える回答者が5割いた。
  2. 男性よりも女性の方が遅刻に対する考え方が緩やかである。
    また、年齢が若いほど遅刻に対する考えが緩やかになる。
  3. 遅刻に対しての考えが緩やかな回答者ほど、実際に遅刻の経験が多くあることが分かった。
  4. 遅刻した人の遅刻時間の3/4が10分未満であった。
  5. 遅刻した人の6割が歯科医院に連絡を入れている。
    但し、遅刻した理由が「予約時間の勘違い」「予約を忘れていた」など本人の意識が薄い場合、
    連絡する割合が減少している。
  6. 遅刻した人の歯科医院の対応に対する満足度も、遅刻の許容範囲が緩やかな人ほど満足度が低くなっている。
    また、実際に遅刻した時間が長い人ほど満足度が低くなっている。

2. 調査結果

Q1 男女比

男性
女性


Q2-1 年齢比

0-9代
10代
20代
30代

40代
50代
60代
70代

Q2-2
性別年齢比

Q3 職種別比

会社員
主婦
パート・アルバイト
無職

学生
自営業
公務員

管理職
その他

[図4-1]

遅刻してはいけない
5分未満
10分未満
15分未満
20分未満
それ以上

[図4-2]

Q4
歯科医院の予約時間に間に合わないとき、どのくらいまでなら遅刻しても良いと思いますか?


Q4では、歯科医院の遅刻時間に関してその許容時間を調査した(図4-1、4-2参照)
「歯科医院の予約時間に間に合わないとき、どのくらいまでなら遅刻しても良いと思いますか?」という質問に対して、4割の回答者は「遅刻してはいけない」と回答した。一方で、「5分未満」が約3割、「10分未満」が約2割いることがわかった。

遅刻の許容時間に性別の差があるかを調べた
(図4-3参照)
遅刻に対しては、男性より女性の方が緩く考えていることがわかる。

遅刻の許容時間に年齢の差があるかを調べた
(図4-4参照)
年齢が下がるに連れ、遅刻に関しての考え方が緩くなることがわかる。

遅刻の許容時間に職種の変化があるかを調べた
(図4-5参照)
職種の変化は特にない。  


     遅刻してはいけない 5分未満 10分未満
     15分未満 20分未満 それ以上
[図4-3]


     遅刻してはいけない 5分未満 10分未満
     15分未満 20分未満 それ以上
[図4-4]


     遅刻してはいけない 5分未満 10分未満
     15分未満 20分未満 それ以上
[図4-5]

はい
いいえ

[図5-1]


     遅刻あり 遅刻なし
[図5-2]

Q5
あなたは歯科医院の予約時間に遅刻したことが
ありますか?


Q5では、歯科医院での遅刻の経験を調査した
(図5-1参照)
「あなたは歯科医院の予約時間に遅刻したことがありますか?」という質問に対して、「はい」36%、「いいえ」64%となった。

男性と女性で遅刻の経験に差があるか調べた
(図5-2)
遅刻の経験に対しても男性よりも女性が多いことが分かる。

Q4の遅刻に対する許容時間の変化と実際の遅刻の経験を比較した(図5-3)
遅刻の許容時間が増えると実際の遅刻の経験が増えていることが分かる。

年齢による遅刻の経験を比較した(図5-4)
30代が最も多かった。



     遅刻あり 遅刻なし
[図5-3]


     遅刻あり 遅刻なし
[図5-4]

     遅刻をしたことがない 5分未満 10分未満
     15分未満 20分未満 それ以上
[図6-1]


     5分未満 10分未満 15分未満
     20分未満 それ以上
[図6-2]

Q6
どのくらい遅刻しましたか?

Q6では、実際に遅刻したときの時間を調査した
(図6-1、6-2参照)
遅刻した人の37%が「5分未満」、39%が「10分未満」であった。遅刻した方の3/4が10分未満の遅刻であり、それ以上の遅刻は1/4程度いることがわかる。

  遅刻をしたことがない
  事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図7-1]


  事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図7-2]

Q7
遅刻したとき、事前連絡をしましたか?


Q7では、遅刻した時の連絡の有無を調査した
(図7-1、7-2参照)
遅刻した人の約6割が遅刻の連絡を入れている事がわかる。

実際の遅刻時間とその時の連絡の有無を比較した
(図7-3参照)
10分未満を超えると連絡をする割合が高くなっている。遅刻に対して約6割の方が連絡を入れているが、10分未満までは、やや遅刻に対しての意識が低いという仮説が考えられる。なお、遅刻の連絡の有無に関して性別の差は無かった(図7-4参照)

Q4の遅刻に関しての許容範囲と実際に遅刻した時の連絡の有無を比較した(図7-5参照)
明らかに遅刻に対して緩い考えを持つほど、遅刻の連絡も減少している事がわかる。


     事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図7-3]


     事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図7-4]


     事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図7-5]

  遅刻をしたことがない 公共交通機関の遅れ 交通指導
  予約を忘れていた 予約時間を勘違いしていた
  急な用事 その他の理由
[図8-1]

Q8
遅刻した理由は何ですか?


Q8では、遅刻した理由を調査した
(図8-1、8-2参照)
「遅刻した理由は何ですか?」という質問に対して、遅刻した人の28%が「急な用事」、21%が「交通渋滞」、11%が「予約時間を勘違いしていた」となった。

Q7の連絡の有無と遅刻した理由を比較した
(図8-3参照)
「公共交通機関の遅れ」「急な用事」「交通渋滞」など自分が意識している場合は、連絡している割合が多く、「予約時間の勘違い」「予約を忘れていた」など意識していない場合は、連絡する割合が減少する事がわかる。


  公共交通機関の遅れ 交通指導 予約を忘れていた
  予約時間を勘違いしていた 急な用事 その他の理由
[図8-2]


     事前連絡をした 事前連絡をしていない
[図8-3]

  予約の患者さんを優先して少し待たされてから治療を受けた
  他の患者さんより優先して治療を受けた
  遅刻した事を注意された
  その日の治療を断られ予約を取りなおした
[図9-1]

Q9
遅刻したとき、医院の対応はどうでしたか?


Q9では、遅刻した場合の歯科医院の対応を調査した
(図9-1)
「遅刻したとき、医院の対応はどうでしたか?」という質問に対して、「予約の患者さんを優先して少し待たされてから治療を受けた」が76%となった。

満足
やや満足
普通
やや不満
不満

[図10-1]

Q10
遅刻したときの医院の対応についての
満足度はどうでしたか?


Q10では、遅刻した場合の歯科医院の対応に対しての満足度を調査した(図10-1)
「遅刻したときの医院の対応についての満足度はどうでしたか?」という質問に対して、「不満」1%、「やや不満」4%、「普通」63%、「やや満足」7%、「満足」25%となった。

Q4の遅刻に対する許容時間と遅刻後歯科医院の対応に対しての満足度を比較した(図10-2)
遅刻の許容時間が緩やかになれば、遅刻後の対応に不満を抱く人が多い事がわかる。

Q6の実際の遅刻時間と遅刻後の歯科医院の対応に対しての満足度を比較した(図10-3)
遅刻した時間が長い人が歯科医院の対応に対して不満を抱く傾向がある事がわかる。


      満足 やや満足 普通 やや不満 不満
[図10-2]


      満足 やや満足 普通 やや不満 不満
[図10-3]

DDLとは?

DDLは、株式会社ビズ・ナビ&カンパニー 早嶋聡史氏の協力のもと、プラネットが運営する「デンタルシャーロック」から一般の国民に向けて行っています。アンケート対象者は国民ですが、今後は歯科に関わるデンタルスタッフのアンケート結果も定期的に発信していきます。 ぜひ歯科医院の経営や戦略にお役立て下さい。


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監修

株式会社ビズ・ナビ&カンパニー
マーケティング担当取締役
早嶋 聡史

早嶋聡史オーストラリア・ボンド大学大学院経営学修士課程修了(MBA)
D7 Partner's Clubメンバー向けに「DentalX活用術と売り上げアップ5つの視点〜入門編〜」講師を務め、中四国・九州地区にて好評開催中。


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